R-A5は、宮古島でハンバーガー店を経営するダグズ・バーガーによってデザインされています。
「なぜハンバーガー店が?」と思われるかもしれません。ハンバーガーになる前の牛は、丸いパテの形をして草原を歩いているわけではありません。牛の命は、その形を変えて我々の明日の糧になっていくのです。ダグズ・バーガーは、牛が、命から我々の糧となっていくこの尊さとそれに対する感謝の気持ちを常に忘れないバーガーショップでありたいと思っています。
日本語には「いただきます」という素敵な言葉があります。そしてこの「いただきます」の意味は、「私の命のためにあなたの命をいただきます」、すなわち、大自然に対する感謝の言葉だと聞いたことがあります。そこで我々は、いただいた尊い命を最後まで意味のあるものとして活かすという理念のもとに革製品のデザイン・販売を行っています。
”R-A5(アール・エイファイブ)”は、黒毛和牛の格付けから来ています。”R”は”ランク(格)”、”A5”は黒毛和牛の最高格付の”A5”を意味しています。
ダグズ・バーガーの創業者・オーナーであり、本業はアメリカの渉外弁護士。アメリカ国籍であり、英語名は「Douglas(ダグラス)」、だから「ダグズ・バーガー」となりました。なぜアメリカの渉外弁護士が宮古島にグルメハンバーガー店を開くことになったのか? その理由はダグの趣味にあります。ダグは大の釣りバカ! 幼少の頃に父親の影響で釣りを始めて以来40年という長い年月をかけて狙う魚のサイズは大きくなり、ついにターゲットがマグロ、なかでも釣り人に大人気のキハダマグロになってしまいました。
キハダマグロの魅力にすっかり夢中になってしまったダグが、キハダマグロ釣りの総本山としてたどり着いたのが沖縄県の宮古島。ここでは巨大なキハダマグロが釣れるとわかったのです。仕事で日米を往復する中、サンフランシスコ ⇒ 東京 ⇒ 宮古島と釣りを求めて飛ぶようになり、なんと年に15回も宮古島を訪れてはキハダマグロを追い続ける生活になってしまったのです。
ダグズ・バーガーと宮古島の物語はこのようにして始まりました。